時々こんな話をしています

H26.3.19 午後13:00 事務所にて

 

<集団的知能指数の向上>

確定申告の繁忙期も一旦落ち着き、改めて事務所の価値向上に向けて

取り組んでいこうと思っています。

その価値の裏側で機能しているものが「集団的知能指数」です。

 

その場に最も適した行動が何であるかを考える訓練をしてください。

個々の能力は、自己が帰属する集団の成果に直接結びつくとは限りません。

いま自分が発している言葉が相手にどのように伝わっているのか、

そういうことを感じ取る訓練をしてください。

そのためには、常に自分の姿を鏡で映し出しておくことです。

女性社員が仕事中でも机の上に手鏡を置いているのをよく見かけますが、

ちょうどそれと同じことです。

そのくらい自分を意識していなければ、人は成長しません。

 

こういうことが「繊細さ」として相手に受け止められるようになり、

多くの人から好かれる人格が出来上がっていきます。

「単に傷つきやすい…」という繊細さは必要ありません。

人としての価値を高めた人材には、別世界が用意されています。

自分が成長するためには、自分に何が求められているのか、

的確に判断できることが絶対条件です。

 

<事務所の方向性>

昨日、●●の社長が経営相談に来所され、夜遅くまで対応をしていました。

帰り際に、「先生の事務所に変わってきて本当によかった…」と言われました。

私が目指している顧問契約は、このスタイルです。

私の税理士業務のあり方は、「相談が命」です。

「相談価値」を積み上げることでクライアントとの関係を築き上げていきます。

私が相談に対応する相手を選んでいるのはそのためです。

 

この業界に蔓延している「管理放棄」ということではなくて、

「私が安心して任せられる」仕事を心掛けてください。

私が考える業務品質を維持した状態で任せていなければ意味がない…

これは、必ずしも重箱の隅をつつきまわすという意味での完璧な業務を

要求しているのではありません。そこを勘違いせず、価値重視の業務の

あり方について改めて各自考えて業務にあたってください。

私にはもともと、

 価値のないものは整理する

 必要のない活動は手仕舞いする

という考え方があります。

私の一番の悩みは、確定申告業務を見てもわかるように、

私のところに業務が極端に集中していることです。

 

私が事務所の外から価値を仕入れてくるような活動ができなければ、

所内にスタッフがいる価値はないと考えて下さい。

私が事務所に人を配置いている意味は、ここにあります。

そもそも、自分で考えて行動できるハイレベルな人材をスタッフとは

呼びたくありません。

 

なんとなく事務所に人がいて、なんとなくそこに人の生活がある…

そういう低レベルな考え方は好きではありません。

なんとなく存在している人材に、全く価値を感じません。

「目的なきものは存在価値なし」というわけです。

この考え方が本当の意味で理解できるようになれば、

仕事の面白さは無限に広がります。

そうでなければ、毎日の仕事は単に生活するためだけの手段になり、

仕事をしながら生き続きていても、その人には何も良いことは起きません。

私は、この事務所で働く人に、そういうことを伝えたいと思っています。

この事務所のパフォーマンスは、人材のパフォーマンスにかかっています。

 

私がなぜこのようなことを言っているのか、正しく理解してください。

19世紀のイギリスでは、産業革命によって機械が普及し、仕事を奪われた

手作業の労働者たちが機械を破壊するという事件が起きました。

ラダイト運動です。

頭脳で生きていくホワイトカラーの人には関係のない世界でした。

しかし、今は違います。

ホワイトカラーの人たちの仕事がなくなりつつあるということに気づく必要が

あります。コンピュータが進化し続ける社会では、計算力や記憶力は優れた

能力にはなりません。

 

私は、人の価値に着目しています。

人としての価値のないものは必要ありません。

これをあまり公の場で言い過ぎると人権の問題と勘違いされるので

表現するのは避けていますが、明らかに社会はその方向へ向かっていきます。

追求すべきものは、人としての価値です。

仕事だけができるようになっても、人としての価値は増しません。

ですから、私は人格教育のことを言い続けます。

 

仕事を通じて人が成長しなければ意味がない。

そういう時代に私たちは生きているということです。