カテゴリー「2.経営の眼力」の記事

経営とは人を読み、社会のメカニズムを読むことだ!

2017年10月13日 (金)

「共」の時代へ向けて

不動産オーナーからの1千万円以上の複合型消費税還付、

資産家からの相続税の相談や税務調査対応などなど・・・

他の事務所で解決できなかった問題が次々と持ち込まれ、

時間の確保に必死の毎日です。

 

個人的には疑問を感じていますが、

税務調査というのは正しいか正しくないかというよりも

納税額の大きいところへ向けて入ります。

私が調査実施タイミングを的中させることが多いのは、

そうした背景も踏まえて総合的に判断をしているからです。

 

自分たちの世界は自分たちでつくる

今回は「共」の世界について書いてみます。

私は顧問先に経営や資産運用に関して忠告していることがあります。

それは「資本主義末期は官製経済に注意せよ」というものです。

国と大企業を信用するなということでもあるわけですが、

現在の相場に乗るか乗らないかは個人の判断に委ねられています。

 

世の中が正しく機能することはほとんどない

これは、税理士の立場から冷静に世の中を見続けていて思うことです。

法律で人は守れない・・・

このような事例はいくらでもありますが、

最近話題となっているものとしては、東名高速殺人事件でしょうか。

誰もが思っていることですから言いますが、あれは殺人事件ですね。

今回の追突事故は、双方の車両は停車していたので

危険運転致死傷罪の適用は難しいというのが専門家の意見のようです。

確かに正しいでしょうね。

しかし、被害者は浮かばれません。

道路(上の)社会ではこのような事態に発展しかねないようなトラブルが

日常茶飯事に起きています。

しかし、法律で人は守れません。

だからこそ、私たちは自分を守る方法を考えておく必要があるのです。

税金を使ってやっとの思いで捕まえた害虫も、

簡単に世の中にリリースしてしまう。

社会はこんなことを繰り返しているわけですが、

今回の事件もそうやって起きているようです。

 

自然の摂理は完璧だが、人間がつくったものには欠陥がある

政策的に実行されるものには特に欠陥があります。

若いとき、税理士になるために必死に勉強した税法理論。

これだって人間の都合でつくられた欠陥理論でしかないでしょう。

単なる法律の解説者など必要ありません。

単に計算するだけの税法家も必要ないのです。

「貸したお金を返してもらえません・・・」

「商品を渡したのに代金を払ってもらえません・・・」

「一体法律って誰の味方ですか?」

現在の法律はこんなに矛盾を抱えているんです、

なんていう説明は誰も聞きたくないのです。

こんな時代だからこそ、何をどうすればよいか的確なアドバイスをすること。

自分の身を守るためにどのように行動すべきなのか。

士業の役割は大きく変化しています。

 

自分の身は自分で守る

そして、他人に迷惑をかけないこと。

この考え方に基づき、個々の選択によって成り立つのが「共」の世界観です。

一方、関わる人を選択できないのが「公」の世界です。

納得のいかないルールによって徴税され、

五右衛門じゃあるまいし、あちこちばら撒くのは勘弁してください。

本当に必要な時、もうお金はありません・・・

中央にお金を集めるということはこういうことでしかありません。

このような状況がいつまで続けられるでしょうか。

この問題は、納税者がいつまで我慢できるかということにかかっています。

「公」の仕組みは衰退し、「共」の社会観が見え隠れしています。

相互扶助の効果が及ぶ範囲をコントロールできること。

真面目に生きている人達は、このような社会の実現を強く望んでいます。

国にお金を渡してしまうとあっという間になくなります。

能力のない会社にお金を貸せば、一瞬で社長の生活費で消えてなくなります。

これと同じことです。

お金は能力のある人間に預けてはじめて価値の出るものです。

ですから、増税だけは決して許してはならないでしょう。

お金はないけど社会保障は絶対に充実させます!

だから増税させてください。

このような論調の人は絶対に責任をとりません。

多くの企業経営者を見てきた結論です。

こういう人にお金を貸すと、絶対に返ってこないのです。

しかし、政治家ばかりが悪いのではありません。

結局は、大半の国民のリテラシーの低さがこうさせてしまうわけです。

 

「情報が自然の摂理を加速させる」

私は昔からそう思っています。

末端の人たちに情報が行きわたるというのは、そういうことを意味しています。

まだ、全ての情報が末端に行きわたっているわけではありません。

一部の人たちによってクローズされた情報は存在しています。

メディアを通じて得た情報だけで社会を知ることは不可能です。

末端の人たちは多くのことを知らされずに意思決定をしているのです。

ですから、なんだかんだ言いながらまだ政治が機能しています。

NHKの世論調査によると、

今回の衆院選投票に必ず行くと答えた人は56%もいるそうです。

何かの間違いではないかと思うのですが。

いまさら何を期待して投票に行くのでしょうか・・・

うちの顧問先さん達は、政治のニュースになるとチャンネルを変えると言います。

自分が納めた税額の大きさを思い出すと、相当気分が悪いのでしょう。

私自身も選挙演説が耳に入ってくると頭がおかしくなりそうなのでテレビを切ります。

顧問先からは、海外移住するとどうなるのか?

という相談も時々受けます。

実際に海外移住のための視察へ行った方も数人います。

税負担のバランスを誤ると、実力者だけが海外へ流出してしまうかもしれません。

現代は核家族化が進んでいますし、親子の繋がりも希薄化していますから、

昔とは違い人は簡単に移動します。

個人課税にして税率55%までは我慢、70%に達したら脱出しましょう!

とアドバイスしています。

 

資本主義末期は「前借経済」です

アベノミクスは、一部の大手企業だけ潤い中小企業には効果が及んでいない

とよく言われていますが、これは間違いですね。

実力のない中小企業の利益が自動的に押し上がるなんていう政策を

期待するほうがどうかしています。

うちの顧問先は中小企業ばかりですが、ほぼすべてが増収増益となっています。

賃金も上がっていますね。

この政策の何が欠陥かと言えば、

将来の経済から利益を前借してきているということです。

本当に実力がある企業は賃金を上げますが、

将来が不安な企業は賃金を上げませんから・・・

経営者はみんなわかっているんですよ。

この不安は、内部留保という形で反映されていますね。

留保金課税を(事実上)停止のままにしているのは正しい判断です。

あくまでも将来からの前借ですから。

 

納税額比例制度

社会保障を削減しなければならないこの時代に、

社会保障から票をもらわなければならないという矛盾。

このジレンマを抱えたまま、ますます国は意思決定ができなくなっていきます。

どんな人でも一人一票。

一方で、頑張って結果を出した人にだけ税金を負担させる。

(国民ではなく)実際の納税者はこのようなルールを信頼するでしょうか。

日本国の株主は国民とすべきです。

権利者は株主です。

納税額に応じて株式を付与することで、痛税感はなくなります。

こうすることで、国が意思決定できるようになるわけです。

まぁ、こんなことを考えるよりも、自分たちの世界は自分たちでつくるほうが

現実的な話になると思いますが・・・

 

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2017年9月15日 (金)

弱い黒帯

昨日、設立第1期の決算を迎えた顧問先の役員二人に激励の言葉を送りました。

経営というものは、設立してから3期以内に黒字化しないのならやめなさい。

うちの顧問先である以上、絶対に成長してもらわなければ困ります。

顧問先の利益が私の利益だということ(^^)

そして、私の利益は顧問先の利益。

私はいつも顧問先の利益のことを考えているので、

それに応えてくれない顧問先は単なるドロボーなんです。

将来性のない顧問先は支援しませんとハッキリと伝えました。

では、弱い人間はどうなってもいいのか。

そんな意見も出そうなので、今日はその話題で書いてみましょう!

(このような内容なので、今回は抽象的な表現が多くなります)

 

来週の土日は、うちの息子が空手の試合に挑みます。

小学生最後の試合です。

ミット稽古では大人が受けても心臓が痛くなるくらいのパンチを出します。

しかし、試合や組手では強い相手を目の前にすると身体が動かなくなるのです。

これは「恐怖」という心理が働くことで、自分で問題が解決できない状態に

陥っているわけです。

この心理状態をどのように克服するか、15歳までの人格形成過程において

重要な意味を持っています。

強い人間は自分の意思(意志ではありません)でその試合をコントロール

できるのと同じように、社会に出てからも自分の意思で結果をコントロール

できるようになります。

 

スローファイティングはやめてくれ・・・

うちの子は、ファイティングポーズをとっても様になりません。

真剣さが伝わってこないからでしょう。

死ぬ覚悟のない人間から本当の魅力は伝わって来ません。

「死ぬのが怖いか?!」

という問いに、明確な答えは返って来ません。

精神が弱い人間は戦えないということを証明しているわけです。

試合前、恐怖が全面に出るのは覚悟ができていないからでしょう。

それでも緊張はしますが・・・

 

勝負師としての一面を持つこと

黒帯は後輩に心の手本を見せる立場です。

弱い黒帯は帯の地位を下げるだけの存在だというのが私の考え方です。

これは社会でも様々な場面で当てはまります

例えば税理士制度。

簿財と国税三法に合格しているのが本当の税理士であって、

それ以外の手段で税理士になった者は地位を下げるだけの存在だ

と言われるのと同じことでしょう。

敗者復活制度が用意されている資格制度は、そもそも矛盾を抱えたままなのです。

その制度とは人間が作ったもの。

ですから、おかしなものがいつまでも残ってしまいます。

私は人間が作ったものを信用していません。

資格制度に依存して生きている者は弱者である、と考える所以です。

この仕事をしているとよく見えるのですが、

世の中はこのようなものがあまりにも多すぎるのです。

これ以上は政治の話になるのでやめておきましょう。

 

賢い者が環境に適応し、環境に適応できなかった者が絶えていく。

強い者には強い者の役割があり、弱い者には弱い者の役割があります。

自然界に存在するものは全て意味があります。

世の中で起きていることにも全て意味があるのです。

自然のバランスを人間がコントロールしようものなら天罰が下ります。

(政治的な理由を除いても)特に日本人は弱い者を助けることを美徳と

捉える傾向にありますが、それは人間の驕りです。

社会保障を超えた過保護が機能しなくなるのは時間の問題でしょう。

現在の日本は、歴史的に見ても類を見ないくらい弱い人間が育つ環境に

なっていると思います。

それは、高齢化よりも大きな問題だと私は考えています。

高齢化社会は台風が過ぎ去るまで耐えられるかというレベルの問題です。

しかし、弱者が爆発的に増加するというのはその域を超えた重大問題です。

弱い者を無条件に救済するという理不尽なルールを貫き通すとどうなるでしょうか。

正常に機能しているものまで崩れ去るのです。

この問題は自然に逆らえば逆らうほど大きくなります。

 

子育てで重要なのは、自分で問題を認識し、自分で問題を解決させること。

何度も失敗させ、試行錯誤の中から最も得意とする狩りを身に付けさせること。

それが、今の社会では自然に身につけられなくなっています。

親ライオンが子供に狩りを教えることが特別な教育になっているわけです。

 

うちのスタッフが朝礼の際に言っていました。

当事務所の環境は本当に恵まれている。

入れて運が良かった。

だから、この事務所で頑張れなければどこに行ってもうまくいかない。

これは実に正論です。

このような人材は、会計人としても2倍から3倍のスピードで成長していくのです。

その後の人生でも、運の良いことが次々と起こることでしょう。

 

人生は全て「原因・結果」である。

自分が強くなければ弱い者を助けることはできない、

としながらも、弱い者には同情するな、という考え方です。

中途半端な人間ほど弱い者を見て同情してしまうことでしょう。

これは、学生時代、勝負の世界で生きていく中で導いた哲学であり、

税理士になってからは社会のお金を直接辿りながら実物大で確認した答えです。

私は弱い人間を何人も助けてきましたが、これらのことは臨床実験済みでもあります。

つまり、彼らに優しさという薬は副作用の方が大きいということなのです。

今現在その人がそこに立っているのは、生まれてから現在に至るまでの

累積的原因結果であり、たった一つの真実だと言えます。

冒頭で書きましたが、設立して3期以内に黒字化しないのは理由があります。

経営がうまくいかない人間は、例外なく心が弱いのです。

甘えの心がない経営者ほど、第1期から黒字化し、

その後も赤字になることはありません。

社員に適切な分配と安定を与えられるのが経営者のウツワです。

人の弱さというものは、瀕死の状態に陥ったときの態度にすべてが表れます。

大人になってから初めて気が付き、そこから急に頑張っても結果が出せないのは、

累積的原因結果のためです。

大人になってから弱さを克服するのは至難の業ですが、

たとえ弱い自分を克服したとしても、それだけでは問題は解決しないのです。

「人生、いつからでもやり直しはきく、気が付いたときから頑張りなさい」

他人にはそのようにアドバイスしますが、

自分の息子には、

「人生は一度きり、途中で気がついても一切やり直しはきかない」

と教えています。

どちらが正しいのでしょうか?

答えは簡単ですよね。

自分の息子にウソは教えませんから。

 

弱い者を助けることは正しいことか、

この問題が残っていました。

人間社会を前提にする限り、これに対する明確な答えはありません。

ただ一つ言えることは、直接手を下してはならないということでしょう。

そのために、私たちは高額な税金を払っているわけです。

うちの事務所では所得税だけでも年税額にして1千万円以上納付している

クライアントさんも少なくありません。

なぜこんなに納付をしなければならないのか疑問です。

徴税とばら撒きのバランスがとれていることを祈りますが・・・

税理士の立場から、納税の意味を改めて考えるわけです。

「生きるカードを持たない者は核にも匹敵する脅威である」

これはミサイルを打ち続ける国が教え続けてくれる弱さの本質論です。

怖いのは核ではありません。

弱い精神なのです。

対話か制圧か。

絶対に解決しない問題へと発展していきます。

この話は私たち経営者が現実の社会でいつでも直面しうる話です。

 

最後に、経営者的雑感として・・・

今から34年前、当時小学3年生だった私は、

(世間の)大人たちが言っていることが何か変だぞ、と思っていました。

自由にのびのびと・・・

そんな価値観が急速に広まっていきました。

子供に対するしつけが崩壊していったのもこのころからです。

そして、今の日本は弱い者が増えすぎました。

世の中は強い者と弱い者とのバランスで成り立っています。

果たして、人間は身勝手な尺度でバランスを取り続けることができるでしょうか?

 

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2017年8月25日 (金)

選択の勝者

一部の経営コンサルタントの方が私のフレーズをそのまま使っている

という噂を聞きましたが、自らの体験から生み出されたものでなければ、

クライアントへ伝えるときの重みは違うのではないでしょうか。

そのような体験まで「奪う」(←今日のキーワード)ことはできないのです。

 

さて、今日は「経営者のウツワ」について書いてみましょう。

 

サラリーマン時代には自分が勤める会社の悪口を言い、

不満がゆえに独立して経営者になってからは社員がダメだと言う。

これはよくある話なのですが、

すべて自分中心にしか物事が考えられない典型例です。

 

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財務の問題が解決しても人の問題は残る。

そして、人の問題を放置しておくと、再び財務の問題へと返ってくる。

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もう 聞き飽きている人も多いかと思いますが、

理解できていない人ほどこの問題にハマっているわけで・・・

私がクライアント指導でしつこく言い続けるのには理由があります。

中には、人の問題が解決できていないにも関わらず、

経営規模の拡大に走る経営者も少なくないのですが、

無頓着にもほどがあるわけです。

もし、この「人の問題」と2025年問題とが重なったらどうなりますか?

考えただけで恐ろしい・・・

2025年問題は話しが長くなるので、またの機会にしますね。

 

「利益は結果である」

世の中には、与える人と奪う人の二種類しかいない。

そして、自分がやったことは全て自分に返ってくる。

これが、「利益計画は立てるな、時間の無駄!」という理由ですね。

これも聞き飽きましたか(^^)

中小企業は、現場と試算表を見るだけで十分なのです。

 

「選択の勝者」

与える人には選択権が与えられています。

どういうことかと言うと、「誰に与えるか」は(与える側の)権利であるということです。

選択をすることによって結果をコントロールすることが可能になります。

これが「共」の考え方なのですが、

それとは対照的なのが「公」の立場です。

すなわち、選択権はありません。

国(制度)からお金(収益)をもらうということは、そういうことを意味しているのです。

当事務所の経営理念である「共利共生」は、この意味を含んでいます。

 

「持続可能性」

結果を出すためには、「与える」余裕が必要です。

人に奪われて損をしたと考えているうちは、まだヒヨコ。

これが人のウツワというものです。

結果をコントロールする力。

これが持続可能に繋がります。

既に世の中のテーマは、規模ではなく持続可能性へと移っていますね。

賢く頭を使って小さくなれニッポン!

 

以上の考え方に基づけば、

次の二つを管理すれば必ず人生は成功することになります。

1. 誰に与えるか

2. 誰からもらったか

 

実にシンプルですね!

これが「共利共生」の考え方です。

結果は必ずついてきます。

 

ちなみに、「誰からもらったか」を管理するのは返すためですよ!

もらいっぱなしでは「奪う人」になってしまいますからね。

 

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2017年5月 3日 (水)

経営も人生も3つの力で成否が決まる

税理士が書いているブログなのにちっとも税務の話題がありませんね・・・

税法には興味ありませんが、税理士試験5科目きちんとパスしておりますし、

仕事でも顧問先の発展に貢献しておりますのでご安心を。

黒字企業の多さが税務調査の多さに繋がっているのではないでしょうか(^_^;)

ちなみに、顧問契約は税務調査に強い税理士に依頼したほうがよいと思います。

 

あっという間にGWです。

5月は繁忙期ですから、人付き合いは素早く、GWは事務所で集中です。

昨日は大手ハウスメーカーのD工業さんに夜の席でチャンスをいただきました。

お酒が飲めない私がこういうことができるのも不思議ですが・・・

忘れてはいけないことがあると思います。

私が税務以外の仕事ができるのは、スタッフのお蔭であるということ。

どのように還元すべきか、いつも考えています。

分かりやすく「スタッフ」 という言い方をしていますが、

私は「スタッフ」 を採用するつもりはありません。

会計事務所にはもう

スタッフはいらない・・・

作業人もいならい・・・

資格者もいらない・・・

この考え方が次世代経営の基盤になります。

もう答えを言ってもよい時期なので申し上げますが、

私が税理士試験を目指していた今から20年前のころ、

「難関国家資格が価値を持たなくなる可能性がある」

という危機感をもって勉強していました。

社会人になってから目指すべきではない国家資格に共通して言えることです。

理由は明確でした。

「資格者の増加」、「経済縮小」、「IT化」 の3つです。

このことを理解せず資格だけに憧れるのは、たとえ資格取得できたとしても、

得るものよりも失うことのほうが大きいかもしれません。

特に、社会人になってからの資格勉強は犠牲があまりにも大きすぎるでしょう。

当時23歳の子が分析した内容なので、間違っていたらごめんなさい。

しかし、20年後の社会はその通りになったと思っています。

 

先週末、ある会社の経営計画発表会に来賓として招かれました。

この社長は投資をする際、きちんと数値計算を行ってから実行に移しています。

そこそこの規模の会社になれば当たり前のことではありますが。

以前のブログで、「利益計画はするな!」 という記事を書いたことがありますね。

「利益は結果である」とも書きました。

しかし、社員数が多くなると、自社がどこへ向かっているのか、

リーダーが説明することは一定の意味があると思います。

ただし、どこかの真似事のように全社員に財務諸表をさらすのは

よく考えてからにしましょう。

では、どんな数字を全社で共有すべきでしょうか。

こんな時代に売上高を目標に掲げるのは馬鹿げています。

継続しない数字を見ても時間の無駄です。

中小企業がオープンブックマネジメントを導入して、

全社的に経営数値を共有するなんていうのも失敗要因となります。

しかし、経営は数字抜きでは管理できません。

しかも、経営者だけでなく全社的に共有する指標が必要なのです。

この会社はスクーリングビジネスにカテゴライズされますが、

受講生の「継続率」 を指標に、全社員で共有しています。

私は関与当時からこの社長の数的着眼点を評価していました。

顧客が受講を継続するということが経営の本質を意味しているからです。

ちなみに、私の事務所では・・・

担当者別の「関与先黒字率」です。

赤字の企業は潰れますからね(^^)

担当者別に管理することで、人事考課にも役立ちます。

 

経営を成功させることと人生を成功させることは、

実に似ているところが多いように思います。

経営も人生も成功させるために重要なのが「設計」です。

私のメモ帳に書き留めてある人生を成功させるための3つの力を書いておきます。

経営者の方には、とても参考になると思います。

この3つの力があれば、どんな時代でも絶対に失敗しません。

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1.設計力

 建築でもプログラミングでも、このプロジェクトを失敗すれば、

 あとは無駄なコストが待っているだけです。

 人生の設計は生まれたときに始まっています。

2.基礎力

 基礎が浅く頭の重い建物は災害時に倒壊します。

 特に基礎は他人から見えないところに存在します。

 人間の基礎とは教育であり、教育は誤魔化しが効きません。

3.エマージェンシー

 緊急回避能力のことです。

 物事は予定通りに進みません。

 時代を的確に予測することも大切ですが、

 非常時の対応力こそ真の実力であるということです。

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私が人生設計をしたのは中学生のころ。

あまり早くはありませんね・・・

4歳のころから母によってガチガチに設計されていたので

自主的に設計をするのが遅れたのかもしれません。

私の人生設計は人生四十(しじゅう)

このブログでは時々書いていますね。

資格は早く、結婚は遅く。

結婚と子供の順序は守ること。

これも設計の考え方ですね。

家族運営にも経営的センスが必要なのです。

私は事務所の中で「物事の順序」 を徹底して指導しています。

設計は基礎に繋がっていきます。

人生はいつからでもやり直しがきくと書かれている書籍もありますが、

人生は一切やり直しはききません。

順序は結果を変えます。

だからこそ、早く気づくことが重要なのです。

もちろん、敗者復活戦があるかのように教えてあげなければならない場面は

あるかもしれません。

 

ここ一週間、毎日そわそわしているスタッフがいます。

予定日より遅くなっているようで、GW中にも子供が生まれそうです、とのこと。

会社や事務所は単に生きるためのカネを稼ぐ場ではなく、

その次の子育てのあり方へも影響することを意識しておきたいと思います。

親が早く気づけば子は救われるということです。

事務所が子育てのお節介をすることはありません。

ですから、「まずは見て気づけ!」

というのが合言葉になります。

仕事とプライベートは繋がっています。

 

設計の話をしましたが、社会にはいろいろな環境で育った人間がいます。

強烈な反面教師など、人生いろいろなパターンがあることも理解したうえで、

ほどほどに読みこなしてみてください。

 

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2017年3月18日 (土)

利益は結果である

確定申告期間中はご迷惑をおかけしました。

皆様のお蔭をもちまして、3/15を乗り越えることができました。

 

不動産を重点的に扱う当事務所では、譲渡案件のオンパレード。

第三表がついていない申告書はあまりないかも。

「税額を見て笑ってしまいました・・・」

新しく入ってきたスタッフは、税額の大きさにビックリします。

これだけ実務で譲渡案件を扱うと、いやでもノウハウが溜まっていきます。

税理士の能力を上げるのに最も重要なこと。

それは、案件の質を上げることです。

ですから、仕事に感謝することが大切です。

「仕事=人」ということですね。

 

私自身の申告といえば、

3/16午前5:45に広島東税務署の時間外収受箱へ。

もう空は薄青くなっていました。

あの空を見ると、疲れがドドーっと出てきます。

毎年のことですが、3/16からはもっと忙しくなります(^_^;)

みなさん、私の状況を察して相談を待ってくれているんですね…

確定申告の疲れを取ってください、と贈り物を届けてくださる人もいます。

こんな励ましに支えられながら、3月申告法人の期限に頭を切り替えて

引き続きアクセル踏みっぱなしです。

 

豊かに生きるために、

優劣をつけて対応することが重要だと思っています。

しかし、低成長時代ではこれができなくなるんですね。

低成長過剰供給社会・・・

正しい言い方をすれば、リセッション入りした経済。

お金を払ってくださる人はぜ~んぶお客様。

だから、モンスター増殖時代となるわけです。

赤潮が発生すると良質な生き物に被害が及びますから困ったものです。

小学3年生のときから世の中をなんとなく感じていました。

人に無理を言う人、人を気遣う人 …

どちらが幸福を手に入れることができるのか。

 

「私たちはなぜ働くのでしょうか」

そして、会計人はどのような能力を身に付けておく必要があるのでしょうか。

リーダはこのことを明確に伝える義務があると考えています。

スタッフを雇用するということは、スタッフの人生を預かっているわけです。

そして、そのスタッフの子供たちへも良い影響が及ぶよう

私の事務所が機能することを想定しています。

賃金を払ってスタッフの生活を守っているだけという次元の低い考え方では、

豊かになることはできません。

 

今から10年前、

VBAプログラミングで利益計画システムを作ったことがあるんですね。

条件設定をして決算書の数値を連動させるだけで

5年後、10年後のP/L、B/Sが出来上がる、

つまりC/Fまで自動計算してくれるアプリです。

完成した作品をある人に紹介したのですが、

その人が感動して、これ売っていきましょう!

ってなったことがあります。

しかし、私はその話に乗らなかったんですね。

なぜなら、利益計画なんて絵に描いた餅ですから。

こんなもの商品にならないでしょ。

それとも、騙してひと儲けしますか?って話です。

なぜこんな意味のないものを10年前に作っていたのか、

そんな話を昨日スタッフに1時間ほど使って伝えました。

 

うちの事務所の教育テーマ

それは、「人間性」と「創造力」の二つ。

人間性はAI化されない魅力の一つ。

これは、人間であることが条件です。

そして、創造力は今後最も重視すべき能力。

昨日は後者の創造力について話をしました。

スタッフが熱心にメモをとっていたのが印象的でした。

 

かつて、低スキル者の武器は低賃金だったわけです。

しかし、もう低賃金競争は起こらない。

なぜなら、低賃金労働者の真の競争相手は機械だからです。

さて、ある業種で大リストラが実施されることになりますが、どんな業種でしょうか。

我々経営者は、間違いなくロボットを選択します。

労働基準法も適用されません。

仕事もできないのに賃上げ要求されるなんていう理不尽なこともなくなりますね。

少し飛躍しすぎですが、もう人を雇う時代は終わったということです。

社会のバランスをとるための二大手段の一つを失ってしまうと言ってよいでしょう。

将来、私たちに大きな問題を突きつける結果になるのではないでしょうか。

頭の良い人は人を雇いません。

それでも、自分だけでは使いきれないほどの所得を上げることが可能です。

規模が最後の参入障壁だった業種にもこれから異変が起きるでしょう。

さて、何業でしょうか。

 

資産税を扱う私は、これまで富裕層財務を直接研究し、

不動産が格差を生み出す原因であると考えてきました。

これは正しい結論です。

しかし、資産を超える格差原因があることにも気が付きました。

これが今回の問題提起です。

 

これからの専門職は「スキーム」であることが条件です。

税理士の仕事は税務代理ではないことも所内で意識づけています。

税理士法によって守られた(美味しい?)仕事を放棄することが重要です。

大型国家資格であっても、今後は機能しなくなると言い続けてきた所以です。

作業代行、代理サービス業は超貧困モデルを意味します。

仲介業も著しく衰退していくでしょう。

世の中には時間よりもお金のほうが大切な人たちがたくさんいます。

低成長過剰供給社会で、この層に属する人たちは一方方向へむかいます。

もともと中間層にいた人たちが大量に落ちていきます。

「ニュー貧困層」と呼ぶ時代がやってくると思います。

ホワイト中間層たちです。

成長する人間は、お金よりも時間を優先します。

成長する人間は、自分のやりたいことよりも人間関係を優先します。

人間関係を優先しながら自分のやりたいことを実現していくこと。

これが創造力なのです。

決して自由気ままな発想をすることではありません。

フレックスタイム制、育児休暇制度…

ユニークでゲーム感覚なオフィス。

週末はTシャツにジーパンで出勤。

企業は本質的な問題を誤魔化しています。

 

利益計画システムを作っていた私。

「利益計画は立てるな」

というのが税理士としての私のクライアント指導方針なのです。

そんなもの作る暇があるなら、別のことを考えなさいということ。

パソコンの前に座って利益計画なんて立てていると貧しくなりますよ。

 

「利益は結果である」

この考え方が重要です。

利益が出ないのは、経営者が間違ったことをしているということ。

ただそれだけのことです。

それを営業でフォローするのは愚策です。

経営者は社員たちに誤ったことを強要してはならないと思います。

若い人たちが希望を失ってしまいますから。

利益は結果である → 売上を求めないこと → 利益計画は必要ない

ということです。

儲かる企業(又は個人)は、税務上の対策だけしておきましょう!

気前よく無駄な税金を払っても社会の役には立ちません。

申告納税制度を正しく理解して、賢く対処していきましょう。

 

私の事務所では、「スーパー個人」が生まれています。

クライアントの方々が私たちに特殊な経験を提供してくれます。

当事務所の関与の中で成長していただくことが重要です。

私自身を含め、これからも仕事に感謝できる人財教育を続けてまいります。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

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2017年1月 6日 (金)

潮目が変わってきた(年頭所感)

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

当事務所の仕事始めは1月4日。

税務署と同じですね。

新年最初の朝礼では年頭所感を述べて、

事務所の方向性を改めて示しました。

普段から言っていることと内容は変わらないのですが、

言葉というものはすぐに風化しますから、何度も繰り返し伝えていくことが

とても重要だと思っています。

 

※インターネットの特性上、色々な立場の方が閲覧されています。
実際に事務所内で使った言葉とは、少し表現を変えている部分があります。

 

1. イギリスのEU離脱、トランプ氏の当選

意外なことがことが起こり得る社会。

昨年はそういうことが具体化した年でもありました。

これが正しいか正しくないか、私はそういうことを論ずる立場にはありませんが、

背景には怒りや不安があるということを意識しておくべきでしょう。

壁の建設、ナショナリズムの台頭…

顧問先経営者の方々へお伝えしてきたことについて、

一つの具体性が出てきた年となりました。

 

理系出身的な発想ではありますが、

物質が安定するためにはどうあるべきなのか、

このようなことを常に考えています。

私の事務所経営では理系的な考え方がヒントになっていて、

大手会計事務所経営との差別化に繋がっています。

EUがかつてない危機を迎えようとしていることの本質も

ここにあるのではないでしょうか。

 

それにしても、日本企業のカントリーリスク軽視について、

天然ボケかなと思ってしまうのは私だけではないと思います。

自分第一主義、ワンマン政治の脅威。

経営面では、まずは自動車業界から色々起きてくると思います。

 

2. 日本の人口減少と社会保障制度の崩壊

地球規模で人間は増えすぎています。

日本の人口は5千万人まで減少しても異常ではないということになるでしょう。

人口減少の原因は周知の通りではありますが、バランスを欠いた場合の

その減少要因が(必ずしも食糧難ということではないところが)

いかにも人間らしいなぁと…

人口減少問題に関しては様々な議論がなされているようですが、

そのような議論とは関係なく、当事務所としては人口5千万人社会を想定した

経営をやってまいります。

 

医療・介護制度の問題、子育て世代で起きている時間とお金の貧困化。

これは世代間扶助の考え方に限界を感じさせるものです。

変な言い方ですが、若い世代が社会の仕組みを知らないからこそ

若年世論がさほど拡大することなく助けられている部分があります。

しかし、あまり苦労をせずに育った世代だからこそすぐに諦めてしまう特徴があり、

若くして次々と社会コスト化するリスクも隠れています。

 

ものすごいペースで成長する社会保障コスト、

一方で受給する側の意識レベルの低さ…

社会が生み出したツケのようなものを

一方的に高所得者へ負担させることへの矛盾。

当事務所には高額納税者が多いこともありますが、

税制もうまくコントロールしなければ、この問題は社会を分断させる

エネルギーへと発展させる可能性があると、税理士の立場から感じています。

 

3. 低成長時代と超過剰供給社会

少し皮肉った言い方ですが、

現在の経営環境を見ていると、企業のニーズを満たすために客いる…

私の目にはそのように映っています。

この典型例が、蔓延するお願い営業。

こんなことを続けていても未来は見えてこないでしょう。

仕事というのは本来お客さんから頼まれて行うのが正しい姿。

それが、そうはいかなくなっているわけです。

 

コンプライアンス強化、不正排除の流れも税理士の仕事をしていて強く感じます。

しかし、現代の(企業)不正は低成長社会と強く結びついています。

実需ではない取引が無視できない規模になっているのです。

流通量や売上高などの数値だけを見て経済を判断してはならない所以です。

 

建設業界以外でも広く言われるようになった人手不足。

しかし、この話にも多くの矛盾点があります。

無理をして焦って人を雇っても、決して良い結果には結びつかないでしょう。

お正月早々、あまり物事の真相を言いすぎて、

働き手が未来を感じなくなっても困るので、このあたりにしておきます。

 

AIに関しては、不安に思っている人、活路を見出そうとしている人、

いろいろいらっしゃると思います。

生産効率の向上、そしてAIの出現、更に人口減少のトリプル作用で、

限界を超えた過剰供給時代へと向かうと私は考えています。

長期化する過剰供給社会は、私たちを不感症へと導き、

価値観を大きく変えていくと思います。

 

以上、3つのテーマは全て繋がっています。

ブルーオーシャンは敗者の墓場です。(敗者はどこへ行っても敗者)

一つのことを極めることができない人ほど、

ラクしてトクをする世界を探そうと行動します。

だからこそ、私の事務所ではレッドオーシャンで勝負することの重要性を

スタッフに伝えています。

決して不安を煽ることが目的ではなく、

問題の本質を的確にとらえることが私たちチームの未来を創っていくことに

繋がるということを伝えたく、当事務所の年初の挨拶といたしました。

 

顧問先様のために何ができるかを真剣に考えながら

私たち自身も成長してまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

p.s.
今回のブログでは、不動産投資について触れませんでした。
不動産投資を専門に扱う税理士として、
次回は不動産の今後について書いてみたいと思います。

 

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2016年9月23日 (金)

情報が企業の客層を決める

うちのスタッフがお父さんに!

実におめでたいことです。

予定日は来年の確定申告明けとの私への報告でした。

このあたりは、ちゃんと職業のことを考えているのかな(^_^;)

プライベートで何を学び、それを仕事でどう活かせるか、

仕事とプライベートが相互連動しているのが実力者の生き方です。

今後も我が事務所で大いに活躍していただきたいものです。

 

経済縮小時代の生き方、考え方シリーズ…

誰がシリーズにしたのか知りませんが(^_^;)

顧問先の中でも、ついて来れる人とついて来れない人がいます。

「情報を見極める力」について書いてみましょう。

私は、情報が社会に及ぼす影響を研究するのが大好きです。

情報化時代では知識がいらなくなる。

ネット社会が進むにつれて、こういうことを言う人が増えていました。

しかし、私はこれを真っ向から否定していました。

高度情報化社会では、人を騙すのが容易になる。

そして、情報が法律で取り締まれなくなる。

これが個人的な見解でした。

 

顧問先が質問してくるのです。

ネットにこんな節税方法が書いてあったのですが…

税理士は節税方法をネットで検索なんてしませんから、

こういう情報は顧問先のほうが早いのです。

「ほうー、それはどんな情報でしたか?」

私は税理士ですから、ネット上の税に関する情報がどの程度の内容か

自分で判断できます。

難しく書いてあっても、錯乱させるように書いてあっても、

その情報の意図も、そしてどのレベルの層がリアクションするのかも

全てわかります。

業界の仕掛人や情報発信者の人間性までわかってしまいます。

 

知識のない人は調べようとします。

人間関係がチープな人はもっと調べる傾向にあります。

彼らは決して調べることをやめることはできません。

知識がありませんから…

その行動習性がマーケティングに大いに活用できるわけです。

効果がないことでも効果ありと信じ込ませることができます。

それはウソの情報ではないですか?

いえ、誰も信じてくださいとは言っていませんから。

信じるも信じないも、あなたの自由です!

情報というのはそう単純に白黒つけられるものばかりではないのです。

見方を変えれば、ある種の情報が醸成されるようなシステムをネット内に

つくり出せばよいわけですよね。

つまり、カモれるマーケティングです。

これがネットリテラシーというかたちで表れてきます。

化粧品業界を事例にするとわかりやすく現象を解説できるのですが、

ここは一応ネットの場なので、やめておきましょう。

知らないほうが幸せということもありますので・・・

実に簡単な現象ですが、情報の原理を知らない人にとっては

理解が少し難しかったかもしれませんね。

 

情報を正しく利用できない人の特徴を3つ挙げておきましょう。

(情報弱者3つの特徴)

1. 基礎学力を身に付けていない

2. 教養を身につけていない

3. 苦労をしていない

特に3番目は重要で、「正しく」苦労していなければ人間が曲がってしまいます。

つまり、人間性に大きく影響するわけです。

人間性が悪いと、適切な情報ルートが絶たれてしまいます。

あの人のところには絶対にいい話はいかない。

あの人の周りにはいつもトラブルがついている。

「情報=人間関係」を裏付ける現象ではないでしょうか。

 

「情報が客層を決める」

10年前、私が経営者としてたどり着いた一つの答えです。

私には顧問先が抱えている客層がわかります。

ですから、5年後にどのような財務体質になっているかわかるのです。

もちろん、顧問先の客先を直接見ているわけではありません。

その答えが「情報」にあります。

一般の企業にとって、自社の取引先の5年後がどうなっているかを読める

というふうに置き換えてみていただくと、このことが経営上どれだけの意味を

持っているか理解できるでしょう。

 

情報の重要性は今に始まったことではありません。

歴史的に重要な人物も情報をうまく使っています。

徳川家康は手紙を書いて先方の情報を収集し、

周りが動き始めたとき適切な判断ができる準備を常に行っていたようですね。

これは、教養という部分が情報収集に大いに役立っていたことを意味しています。


国民的感情をうまく利用している政治家のあの人も、情報の達人です。

ただし、情報にレバレッジを効かせすぎると自分に矢が向くこともあるので

気を付けましょう!!

 

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2016年9月 9日 (金)

起業を成功させるための5要素

本日、会計参与登記が完了したと連絡が入りました。

また一社、大きく羽ばたく会社のお手伝いができるということで喜ばしく思います。

私が会計参与を務める法人は信頼性が高いと言っていただけるよう

これまで以上に精進していきたいと思います。

 

私の使命は、

社会から必要とされる企業をつくること。

そして社会から必要とされる企業の力になることですね。

公益法人とかNPO法人とか言っているわけではありません。

普通法人で組み立てるのが基本なのです。

今更うちの事務所が取り組むべきテーマではないのですが、

この時期、敢えて「起業支援」に取り組もうとしています。

当事務所を取り巻く協力業者の方々のニーズにもお応えしようと思った次第です。

また、インターネット上に情報はたくさんありますが、

結局のところきちんとした支援者がいないのが現状です。

 

「年商3億円、税引前当期純利益3千万円」

当事務所では、このような利益構造をした企業がゴロゴロしています。

そのほとんどが、創業時から当事務所が関与した企業たちです。

これが、私の税理士としての戦略でもありました。

会社は大きくするな!

これからの経済の基礎的前提を考えれば、必ず苦しむときがやってくる。

こんなことをクライアントに言い続けてきました。

経営で最も簡単な戦略。

それが規模拡大であることも言い続けてきました。

ここ2・3年で起きている景況感に惑わされている経営者にセンスはありません。

ニュースが報じているように、いま人手不足ですか?

私は全く気になりません。

 

何が起業を成功に導くのか、私は徹底的に研究してきました。

そして、起業を成功に導くための要素を5つに絞り込みました。

起業するために最も重要なことってなんでしょうか。

会計事務所が支援をしている資金調達でしょうか?

これは違いますね!

経営力のない人達に資金だけつけても社会に迷惑をかけるだけです。

価値のあるものには、資金が自然についてくるのです。

ちなみに、「資金調達」は起業の成功要素で言えば重要度は4番目です。

重要性は低いのです。

 

経営で最も知恵のない戦略は規模拡大であると先ほど書きました。

では、何か重要でしょうか。

経営者の人生設計の立場から、少し抽象的に書いておきましょう。

私は、他人からどれだけ必要とされているかを地位と定義しています。

社会からどれだけ必要とされているかが、社会的地位の本質なのです。

ですから、人生の成否に関する評価基準の一つが地位だといえるでしょう。

資格を保有しているとかカネをもっているとかではないのです。

「地位=お役立ち度」

ここが本質になるでしょうね。

政治的要素は一切排除して考えなければ、本質を見誤ってしまいます。

こういう視点で人の行動を見ていくと、経営の仕方が変わっていきます。

 

経営者の最も重要な仕事は「人の選択」だと考えています。

もちろん、職員の採用(選択)のこともあります。

一方で、私がクライアントの選択を誤ると、

スタッフ全員に迷惑がかかるという認識を持っています。

チームは実力が発揮できなくなり、

全力で社会に役立つことができなくなるかもしれません。

結局、当事務所にどんな人が集まって来るのか、

ということが「人の選択」だと言えるでしょう。

この選択によって人に幸福を与えることができます。

私が小さいころ両親から教わったことは、

本来こういうことだったのかもしれません。

「人をしっかりと見なさい」

しかし、経済の規模が拡大している最中は、

こういったことに目がいかなくなるのです。

プライベートで人脈を選択することは簡単なのですが、

これを経営の中でやってのけるには相当な実力が必要です。

 

この事務所も独立して12年が過ぎました。

自分の仮説に対して、それなりに結果が出せました。

SEO対策を放棄しても優秀な顧問先が手に入るようになりました。

全て社会を通じて教わったことだと考えています。

「税理士の三保を育てたのはクライアントである」

と申し上げている所以です。

ですから、その結果を社会に還元しようと思い、

敢えて「起業支援」という取り組みを実施しようと

ただいまスタッフが頑張って企画しています。

たまたまこのブログをご覧になった起業者の方は、

直接お電話等でご連絡ください。

個別に対応いたします。

先日、高級外車ディーラーのトップセールスの方から連絡が入りましたよ!!

当事務所が勝ち組企業をつくり上げていく姿勢はどこにも負けません!!

 

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2016年7月29日 (金)

情報の時代では利益の本質が問われている

当事務所は8/3が夏季賞与日です。

実は私の誕生日(^_^)

この歳になると今更なにをもらっても仕方がないので、

誕生日を「もらう日」から「与える日」に転換しました。

人に何を提供するかで人生が変わります。

与えるものとは、カネだけではございません。

顧問先にこのことを伝えると、

では、うちも8/3を賞与支給日にします

とのこと。

うちの顧問先は、8/3を「与える日」にしてもいいかもしれませんね。

ついでに祝日にしましょうか(^_^;)

 

ちなみに、

専門職では、スタッフの誕生日に気の利いたものをプレゼント

してあげると事務所の雰囲気が向上するかもしれません。

何をプレゼントするのがよいか。

経営者の賢さが試される瞬間ではないでしょうか。

もし伝えるべきメッセージが託せないのであれば、

自社の社員は単なる労働者ということですね…

スタッフに何を提供すべきなのか、

経営者として真剣に考え、取り組んだほうがよいと思います。

 

経営者の仕事って、社会に何を与えているかで価値が決まります。

自分がいくら儲けたかというのは数的結果であって、目標ではありません。

ですから、利益計画を細かく詰めても意味はないのです。

こういうことは、税理士が言うべきことではないかもしれませんが…

社員が日々行っている仕事が、社会に対する価値へと直結していること。

人の価値を最大限に引き上げていくことが経営者の役割だと思います。

そういうチームのあり方を目指すのが重要なのではないでしょうか。

もちろん、自社チームでは扱いが難しいメンバーも出てくるかもしれません。

他の経営者に引き取ってもらうことが必要な場面もあります。

社員だけでは、価値の方向性を選択することが難しいかもしれません。

 

社員を増やして会社がうまくいかなくなるケースは少なくありません。

私は、「経営」と「事業」の違いについて、次のように説明しています。

以前は、「事業」のことを「商い」と表現していました。

人々を巻き込む概念を経営と呼びます。

社会に価値を与える活動概念が経営であり、

自分が儲けることを重視した活動概念が事業。

いくらで仕入れたものをいくらで転売すれば、いくらの利益が出るか。

そうするためにはどうすればよいか。

このような考え方を事業と言います。

 

「事業」はスタッフにさせるべきだと思います。

事業ができるようスタッフを育てることが必要です。

しかし、事業だけでは本当の意味で社会に価値を提供することは困難です。

本業を表す利益を「営業利益」といいますね。

みなさん、きっと 「えいぎょうりえき」 と読むのでしょう。

私は、これを自社の儲けとは理解していません。

別の角度から理解をし、別の読み方をします。

すなわち、営業利益とは、自社が本業で社会に与えた価値の大きさです。

読み方は秘密(^_^)

その読み方面白いと言われるのですが、

本質を理解していない商売人に利用されてしまうと言葉が死んでしまうので、

ここでは控えておきます。

本業で社会に与えた価値のことをわかりやすく営業利益と申し上げましたが、

実際には「分配直前利益」という概念で価値の大きさを捉えます。

詳細は割愛しますが、営業利益に人件費を加算した概念で、

付加価値概念とも少し違います。

 

残念なのですが、利益にはもう一つの現実があります。

それは、営業利益が本業で社会を騙した大きさであるということ。

もちろん、そういう企業があるという意味です。

社会という言葉には自社の社員も含まれますので、

ここは正に営業利益の大きさで測定することになります。

これを徐々に是正してく力を持つのが情報力。

経済の基礎的前提が変わってしまった今日の経営では、

「持続可能性」が重要なテーマとなります。

社会を騙し続けることは困難となるでしょう。

 

利益の本質的な捉え方は今後益々重要になってくると考えています。

ちなみに、一億総活躍社会の実現は難しいと思いますが、

メンバー総活躍経営は可能です。

だからこそ、当事務所ではチーム経営を目指しています。

それを実現するための会計事務所としての適正な規模があります。

今後は、一部の突出した企業が活躍する時代になると思います。

そこに、大・中・小は関係ありません。

社員はどこで就業するかという場所の選択で人生が大きく変わることになります。

そのことを親が正しく理解し、如何に子供に伝えることができるかが、

教育の格差ということでもあるのでしょう。

 

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2016年7月22日 (金)

政治的に解決できることは限られている

原稿はまだですか?

(記事の掲載日のこともあるので)ご迷惑をおかけしていると思いながらも

ごめんなさいとしか言いようがありません…

このブログも更新できていなかったので、本日は強制更新です。

 

「ポケモンGO」とかいうものが人気だとか。

社会の幼稚化を露呈した形となっています。

これまでもゲームと現実の境目が麻痺した感覚が問題視されていたわけですが、

それがもう一歩進んだ形になったのではないでしょうか。

スマホの画面を見ながら歩くと危ないよ!

これは、表面的な問題にしかすぎません。

社会は不健全で危ない方向へむかっていると思います。

企業は収益を上げなければならないわけですが、

ニーズがあれば何をやってもよいわけではありません。

こういう分別が企業にもなくなってきているように感じます。

幼稚化するニーズに支えられて成り立つ企業経営ともいうべきでしょうか。

 

他にもIT発展の裏側で潜む問題はたくさんあります。

例えば、出会い系サイト。

「無教育は、貧困と性の問題を同時に引き起こす」

(少し強烈な書き方をしましたが…)

詳しくは書くことができませんが、

いま社会で何が起きているのか、

経営者の立場で現実を知ることが重要です。

自分の会社や自分の街だけを見ていても仕方がありません。

IT化した社会では、問題の本質が見えにくくなるという特徴があります。

とにかく何が起きているのか見えにくく、人生経験豊富なベテランでも

その問題にアプローチできなくなっています。

理系出身の私は、

実験と同じ手法で社会を研究し、

「問題の本質を知る」

というアプローチをとっています。

活字化されていない情報を得ること。

そして、それらを活字化してまとめること。

結果、自分の経営者人生にオリジナリティをもたらしてくれます。

例えば、

繋がる、ゆとり、二極化、少子高齢化、公務員志望…

こういったキーワードをもとに仮説と検証を繰り返しながら研究することで

企業がいま何をすべきなのかということが見えてきます。

 

経営にオリジナリティがなければ、

あとは規模を大きくするしか勝ち目はありません。

しかし、経済の基礎的前提が転換した現代では、

「規模=勝ち組」とはならなくなります。

このことが本格的に試される時代がやってくることでしょう。

「ビジネスで成功したければ、いま世の中で起こっている問題の本質を扱うことだ」

私が役員を務めている社長には、そうアドバイスしています。

良いことをやっても、悪いことをやっても、儲けることは可能です。

そのロジックを正しく説明することが、税理士としての立場から派生した

もう一つの私の役目となっています。

自社の商品がどうやったら売れるのか。

ウツワの小さな経営者は、そういうことしか考えていません。

その商品が世の中にどう影響を与えるのか。

勝ち組になった後は、自社の利益をどこへ投じていくのか。

この意思決定こそが経営者としての本当の価値ではないでしょうか。

 

(追記)

まだ日本でどの会計事務所も打ち出していない

新たな顧問先価値を提案しようと考えています。

 

まだ誰もやっていないこと

みんなに理解されやすいこと

導入の成果が測定可能であること

 

まだ誰もやっていないという意味では、

少なくともgoogle検索で出てこないキーワードであることが重要です。

 

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