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2019年5月 6日 (月)

働き方改革の行く末と令和の時代(2)

前回からの続きです。

 

さて、このGW中に元号が変わりました。

平成の時代を振り返って・・・

コンサルタントや作家などなど

「平成の時代はみんなが主役」

との締めくくりが複数あったのが印象的でした。

 

「みんなが主役」とは、

平成20年あたりから、よく言われてきた言葉なんですね。

しかし、社会の表面だけを捉えて言葉にしても意味はありません。

平成の時代は、みんなを自由にして、企業がその状況をうまく使った

ということなのです。

人は原則「利己主義」に基づき行動します。

金融を使ってここに莫大な投資をして刈り取ったのが広告産業です。

私が平成のビックキーワードで言い続けてきたのが

「ラクしてトクする!」

です。

 

ちょうど金融も困っていたし・・・

最大のポイントは、履き違えられた自由です。

 

リーマンショック後、不動産バブルがやってくることを的中させました。

このことを予測するために注目したのが、前述した背景なのです。

実力のない人たちに次々と融資が付きました。

これらの人たちは利用されたにすぎません。

ですから、今回の不動産バブルは債権の中身が非常にマズいわけです。

本来、不動産投資に参加すべきではない非実力者がたくさん混じっています。

このことが何を意味するのか、もう少しすればわかると思います。

平成の時代は中身がカラっぽ、と感じている人は少なくないようですが、

その感覚は決して間違っていないと思います。

 

この状況で、令和の時代へ。

自由を考え直す時代になるでしょう。

まず第一には規制強化が重要な役目を担います。

消費者庁も公正取引委員会も、もっとお仕事をしたほうがよいと思います。

しかし、いくら取り締まってもいずれ法規制には限界を感じる時期がやってきます。

時代が目指すべきテーマは秩序の回復ということになるのかもしれません。

 

経営で巨大ピラミッド(一人がすべてを吸い上げる仕組み)を作るのではなく

テキトーに稼いで満足したら、あとの市場は残された者のために置いておく、

という配慮が必要です。

これが、経営者としての本当のウツワです。

経済も自然の恵みと同じです。

実は、令和の時代を占う上で、

真っ先にお話をしていることが、資本主義の秩序です。

いまの巨大ピラミッドは、経済の江戸幕府。

不満が爆発した農民は、どのような行動をとったでしょうか?

一番恐れていたことが起きるのです。

農民の中にリーダーシップを発揮する者さえいれば、

簡単に実現できてしまうのです。

それを容易にしてしいまっているのが「情報」。

経営者は、そのことを決して忘れてはなりません。

 

私はクライアントへ、「自分のことは自分で守る時代だ」

とアドバイスし続けています。

そのために、どのような意思決定をすればよいのでしょうか。

その拠り所となる考え方が、「脱・社会保障」です。

私は、「公の限界」と呼ぶことにしています。

 

全ての年齢で社会保障の充実を!

なんていい加減なことを国民の前で言ってはいけません。

 

「自分のことは自分でやるから、税金を安くしてくれ!」

複数のクライアントへこのような話を試してみたところ、

共感の声が続々と・・・

 

「与えてもらって当たり前」という層を放置して、

増税だけでかじ取りをしようとする試みを

納税者がいつまでも許しておくことはないでしょう。

よく「国民の血税」と表現されることがありますが、

この表現はよくありません。

国民であればみな税金を負担しているわけではないからです。

 

今の日本で必要なのは、弱い人が強くなれるためのサポートです。

無償で大学に行かせることが支援ではありません。

自立支援のプログラムが手薄なまま、

いきなり社会保障の話になっていることが問題なのかもしれません。

特定世代を非難する意図はないので詳細は避けますが、

これから20年後は現在の社会保障制度は破綻していると思います。

以前のもブログに書きましたが、歳入が全く合わなくなります。

社会保障が崩壊すると誰が一番困るのか。

答えはシンプルですが、敢えてここでは書きません。

このような状況の中で、

「自分の身は自分で守る」ことがますます重要になってくると思います。

そのために今何をしなければならないのかを顧問先に伝えることが私の一つの役目です。

 

最後に、令和の時代について・・・

これまで、このブログでも「共利共生」について何度も書いてきました。

当事務所のエントランスにも「共利共生」の金プレートが造作に埋め込まれています。

令和の時代は、社会保障制度の試練、もしくは限界を経験する時代になると同時に、

「自立」と「共助」で社会を組み立て直す時期がやってくると思います。

 

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