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2019年4月30日 (火)

働き方改革の行く末と令和の時代(1)

今年のGWは異例の10連休・・・

連休中の経済効果として発表されていた数字をいくつか拝見しましたが、

その期間想定される売上高だけを見ても、あまり意味はありません。

これをきっかけに経済はどちらへ向かっていくのでしょうか。

 

参考にと思い、(お金に困っていない)顧問先経営者数人に

今回のGWは何をして過ごしますか?

と尋ねてみたところ、

「できるだけ外出しない」

「静かに仕事をする」

の回答が多かったです。

 

ちなみに、私は仕事をします!

行楽地に行って行列に並んでも何のスキルにもなりません。

(このあたりの考え方は、人それぞれですが・・・)

 

「GWもお仕事ですか、先生大変ですね!」

なんて同情されることもありますが、

別の捉え方もあります。

 

資産税専門税理士の立場からの発想ですが、

人と逆の取引をすることこそ利益の源泉となります。

 

つまり・・・

この働き方改革の流れは、

労働基準法対象外の人たちにとって

ビッグチャンスになっているのです。

 

これも昔から申し上げていることです。

「労働基準法を締めつければ、そのことはいずれ労働者に返ってくる」

あくまでも私見となりますが、

いずれ「人を使う時代は終わる」と考えております。

もちろん、雇用の形態が一切なくなるという意味ではありません。

ですから、顧問先企業には人を増やして会社を大きくしてはならない

とアドバイスをしています。

 

特に、属人化産業は注意が必要です。

これから重要なのは、スケールメリットではなく

スケールパフォーマンスです。

小さなスケールで大きく安定した出力を発生させること。

ですから、うちの事務所では「5人化」という経営手法を考えました。

事務所の数を増やしたり職員数を増やすことで

売上規模を拡大してはならないのです。

「5人化経営」とは事務所内の人数を5人でバランスさせるだけの

単純な話ではありません。

その取り組みの結果、売上と利益の質が変わるのが最大の特徴です。

このお話は、従来から私が考えている働き方改革に繋がっていきます。

これも、資産税専門税理士ならではの経営的発想なのです。

「5人」という人数は、私たち士業専門家が

クライアントと近い距離で良い仕事を行うための適正規模です。

その適正規模は、業種業態によって異なりますが、

スケールパフォーマンスの効果を最大に実感できる規模が答えです。

当事務所の顧問先事例ではございますが、

このことをよく理解した顧問先ほど、安定した質の高い利益を上げています。

 

働き方改革は二極化をさらに促進させます。

この改革の大きな間違いは、

働きたい人にも働きたくない人にも、普遍的に影響を与えている点。

個人的な見解ですが、働きたくない人だけが働かなければいいわけです。

うちの事務所では、5時にピッタリ帰る人もいますし、

夜遅くまで頑張っているスタッフもいます。

これが、働きたい人は働く、働きたくない人は働かないという棲み分けです。

人にはそれぞれ役割があります。

それに従って、与える仕事の内容を変えればよいだけのことです。

ただ、私も経営者として勘違いされたくないので、

あまり頑張りすぎないでね・・・

と声はかけていますが。

あとは、その人が満足のいくリターンがあればよいわけで、

そのリターンがその人材にとっての成長の肥やしとなります。

人は成長することで「生きている理由」を掴むことができるようになります。

 

人間というのは自己管理が非常に苦手です。

「自由は二極化の最大の要因」です。

ですから、毎日早く帰らされ、休みをたくさん与えられると、

時間を有効に活用できる人とそうでない人とで格差が広がるのです。

 

ちなみに、当事務所の働き方改革の骨組みは顧問先の選択。

つまり、誰に専門的サービスを提供するか

ということが働き方改革になるということです。

労働時間の制限が働き方改革ではありません。

時間は結果・・・

利益は減少させず労働時間だけが減少する。

それは結果であり、目的ではありません。

では、目的とは。

人から必要とされるポジションを獲得すること。

なぜなら、毎日気持ちよく仕事ができるからです。

これは10年以上前から一貫して申し上げていること。

夕方6時までに帰るということとは全く関係がありません。

まして、定時に帰ることが目的の業務効率化なんて、

一人ひとりの人生設計から考えてもかなり的を外しているのです。

重要なのは、職業を通じて自分の存在感を強めていくことであり、

いま現在やっている仕事がそのようなプロセスになっているかということ。

毎日定時に帰ることができるけど、

将来確実にAIにとって代われらるような仕事を日々継続すること。

これが、私が考える無駄な勤労の代表例です。

 

次回に続きます・・・

 

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