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2018年12月21日 (金)

今年の反省と将来の展望

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「うちの会社の顧問になって下さい」

忘年会の席でも依頼が入ってきます。

酔っているからかもしれませんが(^^)

私のようなウツワの小さな人間は、一度に大量の案件を受けることはできません。

 

今年は、資産税受託件数が過去最高となりました。

もちろん、私の事務所では営業活動もマーケティングもやりません。

相続税の仕事をやっていて思うこと。

それは、税務のスキルだけではなく、資産活用の実体験がなければ

クライアントに有用なアドバイスができないということです。

特に、不動産の対策については教科書で学んだことはあまり役立たず、

独特の経験と問題解決能力が必要になります。

 

教科書以外で学ぶとは・・・

例えば、

子供の時に農業をやったことがある(農業は土地の原点です)、

親がアパートやビルを建築し、あるいは、

駐車場経営をしていて資産運用の苦労を見て育っている、

広大な土地の所有が人にどのような負担を与え、

どのような利益を与えるのかを実際に経験している、

ということを言います。

このような経験と税理士の資格を掛け合わせることで、

初めて実態のあるスキルとなるのです。

現在も地主の資産税案件を多く抱えておりますが、

中には商業開発行為を伴う案件もあります。

相続対策では、単純にアパートを建てればよいということではありません。

土地そのもののこと、建築事情のこと、不動産業者の経営事情のこと、

不動産以外の事業経営のこと、金融情勢と銀行内部の事情、

そして、サギノミクスの中身・・・

様々な知識と経験をもって意思決定をする必要があるのです。

 

経済縮小期で最も重要なこと。

それは、営業しなくても仕事の依頼が入ってくるということ。

これが本当の実力だということです。

やがて、徹底した中間排除の時代がやってきます。

それが何を意味するのか、よく考えておく必要があります。

 

「仕事は人から頼まれてやるもの」

これが私の信念です。

では、人から頼まれなくなったらどうするのか。

そうなったときには、素直にこの世から消え去るということ。

このくらいの覚悟があれば、人から必要とされる仕事ができると思います。

人から頼まれたタイミングでその人の力になること。

これが営業とは全く逆の行動なのです。

 

当事務所のクライアント件数は400を超えますが、

「お客様」 は一人もいません。

 

「お客様にモノを売るな」

「お客様」 が減ると事務所は成長するのです。

これを本年の締めの言葉としたいと思います。

 

三保はたくさんの方々に支えられながら

税理士という枠を超えて成長できていると思います。

そのことを改めて感じた一年でした。

一方で、自己の限界点を正しい認識することもまた賢さです。

来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

※冒頭の写真について

11月末より事務所の改装工事に入っておりますが、

お正月までには完成します。

 

「売上拡大=成長」 ではありません。

では、何が成長なのでしょうか?

ここが皆さんわからないわけです。

その答えが、当事務所の造作に刻まれます。

 

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