« 事業を軌道に乗せるために最も重要なこと | トップページ | 経済縮小期はノウハウの時代 »

2018年7月14日 (土)

事業承継(税法の話ではありません)

世の会計事務所は閑散期に入りましたが

当事務所では資産税案件が吹き荒れ、

3月決算の繁忙期以上になっています・・・

特に不動産関連では税務以外の独特の経験が必要になるため、

なかなかスタッフでは対応できず、わたくし一極集中の忙しさです。

専門職経営者の働き方改革は、簡単ではありません。

 

今回は、経営や資産のバトンの渡し方について。

高齢経営者の数は一段と増えています。

広島県は、他県に比べてかなりこの問題を抱えているようです。

いかにも広島県らしい。

広島人は難しい(^_^;)

 いや、言われなくても考えてるさ。

 でも変化は嫌いなんだ。

 変化・変化って言うけれど、お前らが商売したいだけだろ。

 こっちは、いらんことしたくないんだよ。

 でも、いつの間にか変えるべきところは変えている。

 だから言っただろ。

 考えていないようで考えてるんだよ。

 遠くからいらんことを言いに来るんじゃない。

 忙しいんだ、帰れ!

これが「広島学」です。

私は、広島のマーケットが面白くてたまりません。

東京・大阪のやり方が通用しないところがとにかく面白いのです。

 

話しが逸れてしまいました・・・

相続、事業承継の話でしたね。

子供への投資教育、財産教育。

これをしていなければ、いくら相続税対策をしても無駄です。

必ず財産はなくなります。

3代相続すると財産はなくなると言われますが、

それは、財産教育を怠ってきた結果だと言うべきでしょう。

事業承継は、経営者が40代、子供が中学生で開始すべきです。

つまり、このときからバトンを渡す準備をするのです。

私の人生四十(しじゅう)構想は、ここに繋げていく考え方です。

73歳になって病気をしたから、具体的な行動を考えるだなんて・・・

その予備軍が60代経営者にもたくさんいます。

いずれにしても、うまくいかないでしょう。

この会社はオレが愛情を込めて育ててきた会社なんだ。

だから、他人には渡したくない。

マッチングがうまくいかない原因となっています。

M&A情報に本気度が感じられないのです。

だから、最後は時間に追い込まれてカネで解決しなければならなくなる。

仲介して儲けたい奴らがいる。

ここに一つの市場が出来上がるのです。

こうして出来上がったのが日本型M&A市場です。

どちらに転んでも、売り側にとっては良かったのか悪かったのか、

本当のところはよくわからない感じで終わります。

ここでは、狭義に売買のことを指しましたが、

私がM&A市場に対して素早く対応しなかったのは、

このような背景を考えてのことでした。

しかし、不動産にネタが尽きてしまった金融機関も

生き残るために動くしかなくなるでしょう。

肩代わりM&Aです。

 

経営や財産の承継には、スキルが必要です。

家紋を守るという考え方が薄らいできました。

私は小さな相続案件をすることはほとんどありませんが、

それでも、多くの相続の案件に対応していて感じることです。

昭和の後半から始まった核家族文化は後のことを考えていませんでした。

いま、様々な問題が起きています。

経済拡大を優先してきたツケ。

いま起きていることは、昭和のツケです。

 

親が子供に何をやっておくべきか。

「自分がやったことは全て自分に返ってくる」

正に、このことが現実に起きるのです。

事業承継とはそういうことなのです。

私の言葉で言うならば、

「事業承継は、人生最後の結果である」

ということ。

 

人間づくりとしてどんなことに取り組んできたのか、

その人から学歴と資格をとったら何が残るのか、

これが人間を評価する際にとても重要になります。

私は、これが教育だと思っています。

 

今日から3連休。

少しだけ朝寝坊をして、

久しぶりに息子に生き方の話をしました。

アイデア、マネジメント、タイミング、キャッシュ

人生や経営においてどれが一番大切かわかるか?

12歳の息子にはまだ難しい質問ですが、考えさせています。

ノートに選択肢4項目を書いて、重要度の高い順に並べ替えさせます。

大人でも、この答えを正しく出せる人はほとんどいないでしょう。

最も重要なこと。

うちの息子は、「アイデア」と回答しました。

やはり経験が足りません。

不正解です。

アイデアがあれば、会社はうまくいく。

そう思っている人は多いですが、全く違います。

 

生き方にはセンスっていうものがあります。

努力は当たり前。

一流には努力以外に必ず何かがあります。

それをノウハウと言います。

センスの良い走りは、ノウハウから生まれています。

センスの良い人は、先ほどの4項目の並べ替えが正しくできるのです。

それが富に繋がっています。

私は税理士の立場で、直接そのことを見ています。

これが 「利益は結果である」ということです。

その詳細は、いつもこのブログで書いている通りです。

 

ノウハウって素晴らしいですよね。

しかし・・・

私がクライアントにアドバイスしていることがあります。

それは、

「ノウハウは決してカネで買ってはならない」

ということ。

すごく重要なことです。

 

ちなみに、先ほどの答えですが、

経営や人生において最も重要なこととは、

「タイミング」です。

すなわち、

いま何をすべきかを正しく判断し、

いまやってはいけないことを正しく理解すること。

経営がうまくいかない人は、ここがうまくできないのです。

人生も同じこと。

中学生の時、何をやっていたか。

勉強だけの人とそうでない人との差は大きいということです。

なぜ「中学生の時」と申し上げたのか。

それは、人格形成の最終期だからです。

 

|

« 事業を軌道に乗せるために最も重要なこと | トップページ | 経済縮小期はノウハウの時代 »

4.不動産投資、相続」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514488/66941405

この記事へのトラックバック一覧です: 事業承継(税法の話ではありません):

« 事業を軌道に乗せるために最も重要なこと | トップページ | 経済縮小期はノウハウの時代 »