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2018年5月 4日 (金)

事業を軌道に乗せるために最も重要なこと

この春、息子は中学生になりました。

人様からは意外そうに言われるのですが、受験はしておりません。

これも、私の子育て戦略の一環です。

 

そして、もう一つ。

ある特殊スポーツをさせることにしました。

危険なスポーツであるがゆえ、これまで封印してきたのですが、

私が息子に承継したいノウハウがうまく伝わらないため、

やむなく解禁しました。

 

子育てというのは、なかなか戦略通りに進みません(^^)

仕事にかまけてほったらかしなので無理もありませんが・・・

ただし、子育ての結果はやがて自分(親)に返ってくる、

ということは肝に銘じておくべきでしょう。

 

中学生。

この時期にやっておかなければならないことがあります。

時期を逃すと一生手に入らないものがあります。

私もこの時期に身につけました。

ということで、本日のテーマは「タイミング」について。

 

うちの事務所は、

不動産投資や資産税対策専門の事務所ではありますが、

一般の事業経営者からの顧問契約も少なくありません。

私の税理士としての特徴は、「投資の視点」の一言に尽きます。

不動産も(一般)事業も投資であるということです。

新規で顧問契約のお話をいただくときには、

依頼者が投資の実力を持っているかどうかで、

どのように対応をさせていただくかを決めています。

その依頼者が実力を持っているかどうかは、

税理士との接し方やお話される内容ですぐにわかります。

「お里は簡単に知れる」のです。

 

事業を軌道に乗せるために最も重要なことは何でしょうか?

一般的にみなさんが言われるのが、

やっぱり、アイデアでしょ?

 とか

資金とかヒトの問題かな?

 とか

こんな答えが多いです。

しかし、私が父から教わったのは「タイミング」でした。

そして、多くの事業経営者を研究し、私自身が出した答えも「タイミング」でした。

ですから、私はこの教えを絶対に守るようにしています。

人生とは投資であり、投資の極意はタイミングなのです。

人生がうまくいかない人や良い状態が持続しない人は、

時間軸が根本的にずれていることも事例研究からわかりました。

事例研究とは言っても、私が一人で勝手にやっているだけのことですが・・・

 

先ほどの話に戻します。

事業を軌道に乗せるために重要なこと。

重要度の高い順に3つほど列挙しましょう。

 1. タイミング

 2. チームの編成

 3. アイデア

です。

3.のアイデアについては、説明の必要はないでしょう。

売れる商品であったり、ニーズの高いモデルを持っているかということです。

誰が考えても当たり前のことですね。

2.のチームの編成とは、人間関係の取り方(人間関係のスキル)のことです。

ヒトの問題ではありますが、必ずしも社内におけるチームのことだけを

指しているわけではありません。

協力業者であったり、顧客のことであったり。

誰と関わるかというヒトに関することをテーマとするものです。

 

経営を成功させるためには、

資金繰りの問題をテーマにされることも多いです。

しかし、資金繰りとはどの程度重要なものでしょうか?

少し前には、キャッシュフロー経営なんていう言葉が流行りました。

私は税理士であるにもかかわらず、この話には全く乗りませんでした。

経営の本質的な問題解決にはつながらないからです。

よく会計事務所が資金繰りの問題を出します。

それは、決して間違いではありませんが、

別の事情からそれをテーマにしていると考えてください。

その事情とは・・・

ここで書く必要はないでしょう。

私は「情報とリテラシー」について話題にすることが多いですが、

その分野から考察すれば簡単に理解ができるのです。

 

私は新規に依頼を受けるとき、

その経営者が事業を軌道に乗せることができるかどうか判断をしています。

ほぼ9割の確率で当たります。

社会の中で起こることに100%はありませんから、

残りの1割にはそのような意味合いを含ませているだけで、

実際にはほぼ確実に当たります。

なぜ、このような見極めをしているかというと、

それは、私の税理士としての時間やエネルギーの割り当てを考えるためなのです。

つまり、これが投資の考え方です。

私は時間の切り売りをやっているわけではありません。

投資とはそのような次元では説明できない概念だということです。

 

不動産投資の世界では、

猫も杓子も利回り計算をします。

言葉の使い方が微妙ですが(^^)

「投資の極意はタイミングである」ということ。

重要なのは利回り計算ではありません。

タイミングを合わせることで、その結果として

お金と時間、そして、エネルギーが効率よく活用されている状態になるのです。

利回り計算からアプローチをしても意味はないということですね。

 

「今何をすべきか」について、

適切な判断を下せる者が利回りを制するのです。

例えば・・・

30代は資格勉強をする時期ではない。

スタッフには、必ず一度は教えています。

会計事務所の職員は、これにハマって人生を潰している人が多いからです。

30代とは社会人として成長するためのポジションを獲得する時期であり、

全てのエネルギーをそのことに集中投下すべき時期なのです。

そうすれば、40代は小さな努力で30代以上の豊かさが手に入ります。

資格取得とは投資ではありますが、その時期を間違えると損失になるのです。

もちろん、人にはそれぞれの価値観があり、何が正しいかは自分で決めることです。

「財」は一つの結果であり、あくまでも投資を論点とした考え方であるということです。

 

もう一つ例を出しましょう・・・

10代を受験勉強だけに費やすと、人生の「引き出しの数」は著しく少なくなります。

大人になってからでも増やせる引き出しと、

大人になってからでは増やせない引き出しがあるのです。

これもタイミングを論点とするものです。

経営者によく見受けられるのが、

高学歴であっても経営者としては失敗が多いというものです。

しかも、形式は違えど本質的には同じ失敗を何度も繰り返すのです。

共通して言えることは、「引き出しの数が少ない」ということ。

失敗はとても重要な経験となります。

しかし、失敗とは大人になってからすべきことではありません。

時期を間違えると、致命的な失敗に繋がることもあります。

大人になってから失敗しないために重要なのが、

子供の時期の過ごし方だということが分かります。

これを「基礎」と言います。

 

人格形成は絶対にやり直すことができません。

私は息子に今何をすべきか、ということを考え、

ノウハウの承継に向けて、冒頭で書きました解禁に踏み切りました。

13歳~15歳の時期は、月単位で思考が変化する人生最大の成長期です。

そして、人格形成における最終期でもあるのです。

 

私の父は、

「相続税」と「ノウハウの承継」のバランスについて言っていました。

当時、私はまだ高校生のころでしたので本質をよく理解できませんでしたが、

実に奥の深い思考だと思います。

最近では事業承継の仕事が増えてきましたが、

税制ありきの事業承継などは、結局は株の話でしかなく、

薄っぺらいテーマでしかありません。

 

(私にとって)人生とは投資活動です。

ひと・もの・かね、のバランスが重要です。

そして、これらを循環させる能力が必要です。

これを経営と言います。

自分が目標とする「財」の大きさを適正に見積もり、

最も小さな投資でそれを実現すること。

これが、経済縮小期における最も利口な投資方法なのです。

 

p.s.

昨日、今年最大のドル円ショート(売り)を仕掛けました。

Sell in May

こちらもタイミングや如何に(^^)

 

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