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2018年4月 6日 (金)

AIに仕事が奪われる?

確定申告も終わり、桜も散り・・・

心の年度更新をする間もなく4月突入です。

顧問先さんへの確定申告書類の返却があともう少しで完了します。

まだそんなことやっているのかと思われる方もいらっしゃると思いますが、

ただ返却するだけでも半端ない量なのです。

 

今週から、税務調査も開始されています。

今回の調査は輸出入がメインの顧問先なので、国際税務部門です。

調査官の肩書は、国際税務専門官。

中小でも世の中こんなに儲かっている会社があるのか、

というくらい利益が出ていますね。

 

バタバタやっているのは私だけではないようで、

某銀行では、この3月末に100人を超える規模の退職者。

都銀のお話ではございません。

この三月末は特殊な意味をもっていたのも確かですが、

しかし、業界としてはあることが始まる幕開けにすぎないと考えるべきでしょう。

 

別の銀行のお話ですが、いつも密にやり取りをしていた某支店課長が

本店営業部の企画課でAI関係をやるとのこと。

おそらく、フィンテックのことになるのでしょう。

個人的にはものすごく興味がある分野です。

現場からの情報しか信じない私にとって、これもまた重要な人脈になりそうです。

 

今回のブログでは、AI雑感について書いてみます。

ほとんどの人が

将来なくなかる仕事に多くの時間を使って今を生きています。

-----------------------

・何に時間を使うか

・誰と時間を過ごすか

-----------------------

この二つが、今をどのように過ごすかという重要な判断基準となります。

 

「資格の価値がなくなる」

私が税理士の受験生時代から言い続けてきたことです。

早いもので、もう20年前の話になるでしょうか。

「もしかすると、資格の価値が低くなっていくかもしれない」

当時は、その程度の感覚でしかなかったのですが。

資格の価値がなくなる、というのは第一幕だったわけです。

 

これから起こることは以下の内容です。

士業全体、いえ、産業全体で起こることですが、

我々税理士業界について書いてみましょう。

 

まず、会計事務所が記帳や申告に時間を使うというのは自殺行為です。

当事務所も記帳代行業務がゼロというわけではありません。

クライアントからのニーズがある以上、

「はい、明日からやりません」

というわけにはいかないのですが、

これらの業務についてどうすべきか、

明らかに時代の方向性は出ているわけです。

 

もう一つは、衰退するクライアントのために時間を使う

「看取り関与」も自殺行為である、ということです。

仮に、記帳や申告を自動化できたとしても、

価値の転換ができない会計事務所は、衰退に向かいます。

この過剰供給社会で、価値の転換って実に重要なテーマなのです。

つまり、新しい商品を開発し、新しいサービスを提供するだけでは

意味を成さないということです。

過剰供給社会において、生産性向上は、

問題の本質ではないということをよく理解しておくべきでしょう。

 

過剰供給社会でAI化が進むと、

多くの仕事が更にその価値を失います。

AIに勝るたった一つの力があります。

それは「信頼関係」です!

すから、私が13年前に独立した際、

事務所のドメインに「信頼」というスペルを入れました。

つまり、AIの時代は人間関係のスキルが低い人は孤立化していくのです。

リアルな世界で通用しない人は、バーチャルな世界へ逃避します。

一義的には、バーチャルな世界が受け皿になりますが、

バーチャルな世界もまたリアルな世界へと連動しているのです。

現物とデリバティブの関係のようですね!

 

機械よりも上か下か、ペッパー君よりも価値が高いか低いか、

これが仕事を奪われるかどうかのメルクマールとなります。

そして、AIの利益を享受できる者とそうでない者とに二極化するのです。

都市間経済格差も一層強まることでしょう。

私は不動産専門税理士ですから、各都市の実力を常に意識しています。

それをどのように計測するのかは、顧問先さんにご指導している通りです。

 

経営者である私は、

ペッパー君には相談事をもちかけることはありませんが、

ペッパー君に作業は依頼するでしょう。

社会保険もかけなくていいし、労働基準法も気にしなくていい、

退職金も用意しなくていいし、ペッパー君は精神上やむこともない。

これが全ての答えであり、このことをしっかりと理解することで、

生身の人間として勝負する仕事が見えてくるのです。

現段階では、ペッパー君はまだ自分で証憑書類の整理はできませんし、

該当する証憑書類を自分で見つけてきて会計処理ができるわけではありません。

ですから、今のところは現実味のない話にしか聞こえてこないかもしれません。

 

AIが勃興してくると、

ロボット課税を導入しなければ、社会はバランスがとれなくなるでしょう。

それは、償却資産課税のようなゆるい課税では間に合いません。

飛車角抜きくらいではバランスが取れないのです。

そして、強制的再分配の時代が訪れることになると思います。

つまり、雇用と税金では再分配が間に合わなくなるため、

第三の分配が動き出します。

そこが闇社会に繋がっているのです。

 

昨年、佐川さんが国税庁長官に就任した時、

サギノミクスの幕引きがどうなるのか、確信しました。

これも計算のうちなのか、自分で流れをつくっていますよね!

税金という本質が分かっていないからこういう結末になるのです。

この詳細については、ブログでは控えておきましょう。

 

最後に、AIを考えるうえで重要なこと

仕事って、そもそも誰のためにやるものでしょうか?

これがわかっていない人がものすごく多いです。

仕事って、自分のためにやるものじゃありません。

仕事って、人のためにやるものなのです。

ですから、人の役に立たないことを仕事とは言いません。

商品を開発して営業したり、サービスを提供していたとしても、

仕事になっていないものが世の中にたくさんあるのです。

当のご本人は、仕事をしているつもりなのですが・・・

このことが分かってない人はいつになっても仕事ができるようになりません。

AIに代わってすべき仕事を見つけることができません。

AIと協調することもできません。

だから、食うために仕事をしてる人達は仕事を失うことになるのかもしれません。

 

「AIの時代は少数精鋭の時代」

投資レバレッジをかける時代はもう終わりなのです。

これは、私の個人的な見解です。

 

今月中旬から、3月決算法人の繁忙期が始まります。

今年二つ目の山ですね・・・

 

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