« 子育ては最後のフェーズへ | トップページ | AIに仕事が奪われる? »

2018年3月16日 (金)

会社はシステムか、それとも人間か?

今年も、皆様のお蔭で確定申告を乗り越えることができました。

顧問先の皆様には、本当にお気遣いいただき感謝しております。

普段は顧問先さんからのメール相談件数が一日30件程度のところ、

確定申告期間中は2、3件。

2月に入ると、あれだけ鳴っていた電話もピタっとなくなります。

 

三保税理士事務所は電話がつながらない・・・

はい、わかっております。

本当にごめんなさい<(_ _)>

 

当事務所では、個人とは言っても資産系顧客が多いので、

不動産所得や譲渡所得、相続税や贈与税関係、資産系法人税務に関しては、

特に腕を磨いておかなければなりません。

この分野になると、消費税法もリスキーな税法になりますね。

事前に対策しておいたスキームが、この時期、一気に申告実務として噴き出します。

 

当事務所の求人エントリー件数ですが、

パラパラと入ってくる程度でしょうか。

合同就職説明会をやるような規模ではありませんので、こんなもんでしょう。

人数合わせの採用ではないので、ぼちぼちやっていこうと思います。

仕事に対して覚悟のない人材を採用すると、結局は顧問先にご迷惑がかかります。

顧問先さんから三保税理士事務所は必要ないと言われたら、

我々は社会から消え去るのみです。

このような考え方を「覚悟」と言います。

人材採用には重要な意味があり、スキルだけではなく、

その人材が人間として将来どうなるのかをよく見極めておく必要があります。

 

働き方改革と共に問題になっているのが、

仕事で成長できないダメ人材の増加です。

世間一般の経営者たちが言うように、

使い物にならない人材が増加しているのは確かです。

しかし、間違ってはならないのが、

デキる人材は年齢に関係なくデキるということです。

そして、デキる人間もまた、お客様のために本当に役立つ仕事ができる

良い会社がないと悩んでいるということです。

採用の目的をよく考える必要があります。

決して人数合わせの採用であってはなりません。

採用はご縁!

顧問先もご縁!

それを無視して売上目標を立てるから、

現在のような中身のない貧しい日本経済が成り立つのです。

ただ、ご紹介等による新規顧問先件数の増加が止まらないので、

人数合わせの職員採用にならないよう私自身の気持ちをセーブするのが大変です。

私が忙しすぎるというのは最大の問題で、

うちの事務所が基本にしている「運命共同体経営」ができなくなるからです。

 

私にはもう一つ経営感があります。

それは、「経営は競争ではない」ということです。

当事務所の経営理念である「共利共生」に繋がります。

みなさん、経営は競争だと思っていますね。

でも、それは違うと思います。

そこを間違えるから、

必要のない仕事をいっぱいつくり出して、社員にノルマを与えます。

必要とされない仕事はしないこと。

経営は生き残りをかけてやるものではないということ。

必要のないものは消えてなくなるというのが、自然の摂理なのです。

ここを捻じ曲げるから、社会保障の負担増の問題になるわけですね。

 

なぜ私たちは税金を払うのか。

相互扶助とか教育されますよね?

税金は国民全員が負担していて、みんなのために使っていると。

うちの子供も、学校でそう教わったようです。

でも実際は間違っています。

知らない人が教えているのですから、無理はありません。

私の租税教育は全く違うものに答えを導いています。

まず、全ての税目について応益負担だと考えるべきです。

では、税によってどのような利益を得ているのでしょうか?

経営者は、ここをしっかりと理解しておくべきなのです。

 

いま流行の働き方改革について・・・

私たちのような専門業種でも、働き方改革という話は無縁ということにはなりません。

しかし、常に法定期限のある私たちの仕事であれを言われるとキツイ・・・

昔から言っていることですが、法律には限界があります。

過労死は大問題ですが、

一方で、働きたい人が満足に働けなくなっています。

足元ではこんなことが起きているわけですね。

このように、本質を異にする問題を一つの法律で運用するのは、

限界があるということです。

自己のスキル、人間関係、将来に対する希望、現在の家庭の事情や

その人自身の生い立ち・・・

合わせて、経営者側のリーダーとしての資質が大きく関わっています。

これらの複合要因が複雑に入り混じって、労働者に対して様々な種類の

ストレスをつくり出しています。

仕事というのは、拘束される時間によって価値が発生するわけではありませんし、

拘束される時間とストレスが比例関係にあるわけでもありません。

よって、時間は働き方改革の本質論ではないということです。

短い時間で高い価値を発生するのは、その人の結果でしかありません。

短い期間で結果が出せるのには過去に投資があったからであって、

そういうことを無視して時間だけを議論しても意味はないでしょう。

 

これから、労働力の質をしっかりと見極める時代がやってきます。

それは、単なる成果主義というものでは説明がつきません。

大手企業たちが人材の囲い込みをやめる時期がやってきます。

集客採用に継続性などないでしょう。

ですから、現在の採用難ムードに振り回されてはなりません。

就職する人達も、その企業が本当に人を大切にするのか、よく見極めるべきです。

採用ビジネスの裏側については、あまり書き過ぎるとまずいでしょうから、

このあたりにしておきます。

 

個人的な見解ですが、時間給って意味がわかりません。

私が税理士だからこのような疑問を持つのかはわかりませんが。

時間給とは拘束給でしょうか?

それとも、(保証付)供給契約に基づく作業給でしょうか?

「意味を理解しなくてもできる仕事」

これが、今後なくなっていく仕事の本質論です。

現在の格差社会の延長線上に見える世界です。

これが、先進国で起こります。

 

職業には一つひとつ意味があります。

自然の摂理の考え方ですが、

人は理由があってその職業をやっています。

そうやって社会はバランスを保っているのです。

社会に存在するものに、正悪は関係ありません。

むしろ、正悪はバランスしながら存在しているのです。

それを前提にするならば、ある層がやっていたある仕事が消えてなくなる、

ということが実際に起こるのであれば、

これは大きな問題が発生するということを意味しています。

 

ほとんどの人が仕事をする意味を理解していません。

なぜ毎日仕事をするのでしょうか?

このような基本的な意味を理解していないから、

職業の選択を誤り、就職先の選択を誤ります。

つまり、生き方を誤るのです。

いま社会で話題になっている「働き方改革」は、

おそらく中身のないまま結末を迎えるでしょう。

その次にやってくるのが本質論。

社員は頭数だけ揃えても意味はありません。

そういうことを考えられる経営者だけが、

安定して利益を維持することができるのです。

 

元来、私がやっているのは、働き方改革ではなく仕事改革。

かつて社会人になったとき、仕事は何のためにやるのかを徹底的に考えました。

その答えが出せなければ、私は働いていなかったと思いますし、

今の自分はないと思います。

食うために働くという答えでは、未来が描けないのです。

仕事改革とは顧客改革。

これを徹底することで初めて、仕事は楽しくなります。

 

とりあえず、確定申告は無事に終わりました。

次は3月申告法人の決算業務です。

相続案件もいっぱい溜まっています。

その前に、確定申告関係の書類返送だけでもうんざりするほどの量があります・・・

でも、季節感も含め楽しんでやっていますから、働き方改革は必要ありません(^^)

 

|

« 子育ては最後のフェーズへ | トップページ | AIに仕事が奪われる? »

6.人間開発・人間基礎教育」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514488/66509353

この記事へのトラックバック一覧です: 会社はシステムか、それとも人間か?:

« 子育ては最後のフェーズへ | トップページ | AIに仕事が奪われる? »