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2012年6月15日 (金)

手をひろげるな!

仮に、手許現金が1億円あった場合、経営は安定するでしょうか?

「当然安定するでしょう!」

そう答えた方は、経営には不向きかもしれません。

 

手をひろげるな

自分に投資せよ

いまから20年以上も前のこと。

バブル時代に不動産を抱えながら、当時の異常を察知していた私の父には、ある方針がありました。

不況下で私の事務所が安定しているのは、この考え方が根っこにあります。

この考え方は賢明な経営者と共有しなければならいと感じているため、私のクライアントさんには信用収縮時代における極めて重要なideaとしてお話をしています。

関与度合いによっては、お話をしていないクライアントもありますが、極めて重要なideaです。

この重要性に気がつく社長と、理解できない社長とで二極化してしまいますが、理解した社長は、「会社の成長=事業規模拡大」という概念から解放され、高度な成長へとシフトしていきます。

経営規模を拡大することを、そのまま「悪」と捉えているわけではありません。

 

「手をひろげるな」

この考え方を守っている限り、節度ある規模拡大は今の時代でも可能だと考えています。

「基礎の大切さ」についてもよくお話しします。

 

企業経営における基礎とは、どのようなことを指すのでしょうか?

これをよく理解しないまま、経営規模を大きくするから崩壊するのです。

企業規模を大きくするだけなら、誰にでもできます。

しかし、急拡大した企業では、

現場でヒトは乱れ、

裁判が起き、

顧客離れがあとを絶たず、

恥知らずな営業をするようになります。

 

平成の経営は昭和の巻き戻しでありながらも、着地点が昭和ではないところが難しさです。

これは、一般事業経営、不動産投資、いずれにも共通して言えることです。

 

私の父は、当時どんなことを考え、何を実行したのだろうか。

それを明確な言葉で聞くことはできなくなってしまいましたが、

「不動産をノウハウに変えていく…」

そんな作業を実行していたのだと思います。

 

(注意)
弊所では、不動産家主さんを多く支援しており、うまく運営されている方が多いです。
この記事は、不動産がダメになるという意味のものではありません。

 

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2.経営の眼力」カテゴリの記事

コメント

いつもありがとうございます。

「手をひろげるな」

まさに、そうですね。

必要があれば、自ずと道は開き、そのように事が運びますよね。

私自身、大きく展開したい想いが皆無ではありません。

人って欲がありますからね(笑)

ただ、基盤を大切に、1人1人のクライアントを大切にってのを一番大事にして展開するのが、自分のやり方です。

投稿: つばさ | 2012年6月16日 (土) 14時45分

コメントに気がつかず、返事が遅くなって大変失礼いたしました。

先生の「一発で治す」っていう想い。

すばらしいですよ!

人間は欲ですし、規模の拡大は単純でわかりやすいですから、ここに目がいきやすい人が多いのですが、基礎を大切にするということは、外からは見えないけれども、実は猛烈な勢いで成長しているということもあります。

応援しています。

うちの担当者がよく受診しているみたいですが、今度は私も伺いますので診てくださいね!

投稿: 税理士:三保俊輔 | 2012年7月27日 (金) 00時49分

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