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2011年9月30日 (金)

いま勤めている会社が倒産しそうだ!!

とても深刻なご相談をいただいたのは、2年前のことだったでしょうか。

ある中間管理職の方から、ご相談がありました。

勤務中の会社がどうやら怪しい(倒産しそう)ということなのです。

いまは、このようなことが珍しくありません。

 

この方は、信頼できる部下を5名ほど連れ出して、会社を設立することにしました。

自分の生活もある。部下の生活も守らなければならない。

古い体質のままビジネスを継けることにも、以前から疑問を感じているということでした。

 

その想いは、私の心にも伝わったのです。

 

今では立派に社長業をされていて、設立第1期の年商規模も1億円を優に超えていました。

私にとって、今後の発展が楽しみなクライアントさんの一つです。

 

創業当時、うちの事務所がお世話をさせていただいたのが、

創業期の資金調達サポート(急な話なので、資金の準備はできていませんでした)

事業計画と投資戦略のコンサルティング(お金を上手にまわすのは、経営者の重要な役目です)

です。

 

キャッシュフローに裏付けられた知的で実行可能性の高い計画を立て、目標どおり実行しました。

なぜ事業計画を立てることが大切なのでしょうか?

 

その答えは簡単です。

「思考は現実化する」からです。

有名な言葉ですね。

この手の書籍を読まれる場合には、プログラムへの誘導にだけは気を付けなければなりませんが、基本となる考え方は非常に参考になると思います。

 

先ほどの社長のお話ですが、

創業当初から弊所に関与されたことで、ある重大な利益を得ることができました。

それは、「時間の利益」

 

多くの創業社長は不勉強です。

ですから、設立後の3年以内にお金を失ってしまうのです

経営という仕事は、途中で都合が悪くなっても転職などできないのです。

思考錯誤しながらようやく自分の失敗に気がついたころは、もう設立第4期あたり。

会社の借金は、どうにもならないところまで膨らんでいます。

社長個人もカードローンやキャッシングでまわらなくなっています。

ばくち打ちは、たったの1年でこの状態にもっていきます。

更に、住宅ローンなんて抱えていたら最悪です。

会社の経営状況は最悪なのに、役員報酬は下げられないと言い始めます。

 

この状態にハマった社長の最悪の結末は、

融資のエキスパートになってしまうということ。

「赤字でも融資を受ける方法」みたいな本を読みあさるようになります。(実際には、たいしたことは書いてありません)

ですけれども…

本当は、返済のエキスパートを目指すことが正しい道なのです。

 

返済のスキルもないのに、融資のスキルをアップさせるということは、傷口を拡大させるということ。

一度傷口を広げてしまうと、この時点で仮に正しい会社経営を身についたとしても、借金を返済して会社を立て直すまでに10年以上はかかるかもしれません。

すでに借金を抱えているために、投資もできないのです。

この状態を、「マイナスからのスタート」と呼んでいます。

まさに、借金で「時間を失った」ということ。 

 

三保はいつも言っていることですが、借入れで手に入れるものは「時間」なのですよ

この意味、十分に理解していただけますか?

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